青カビタイプのブルーチーズに合うワインとおすすめのワイングラス
皆さん、こんにちは。
カタチのないところから、自由な発想でグラスづくりをする 、GLASSBACCA(グラスバッカ)です。
種類豊富なチーズの中でも、特に人気のある青カビタイプのブルーチーズ。
一見個性が強そうですが、食べ始めるとクセになるという魅惑のチーズです。
今回は、「青カビタイプのブルーチーズ」に合うワインと、おすすめのワイングラスをご紹介します。
■世界三大ブルーチーズとは?
「ブルーチーズ」と呼ばれる青カビタイプのチーズは、牛乳や羊乳からチーズを作る過程で、青カビを入れて熟成させたもの。
青カビの出す酵素が乳脂肪を分解することで、特有の香りと風味を生み出します。
強い香りとピリッとした刺激、塩味が特徴です。
代表的なものとして、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンがあり、世界三大チーズと呼ばれています。
「ロックフォール」は南フランスのロックフォール村が原産の、羊乳から作られたチーズです。牛乳から作られたチーズと比べ、白い外観と繊細でやわらかい口溶け、後味に甘みが広がります。
「ゴルゴンゾーラ」は、イタリア北部のロンバルディア州とピエモンテ州にまたがる地域で作られています。
アルプス山脈の山岳地帯で放牧される牛のミルクから作られ、マイルドでやわらかい食感のドルチェ(甘口)と、香りや味わいの刺激が強いピカンテ(辛口)の2種類あります。
そのままでも、またはピッツァやパスタソースなどお料理に活用することもできる便利なチーズです。
「スティルトン」は、イギリス中央部で作られる牛乳が原料のブルーチーズ。
全体に青カビが細かく広がっていて、黄色みを帯びていることもあります。
チーズの組織がボロボロとしているのも特徴です。
■青カビタイプのブルーチーズに合うワインの特徴とは?
青カビタイプのチーズは特有の香りと塩気があります。
合わせるワインは、チーズの個性に負けないしっかりした味わいのものを。
ボディーは軽めのものではなく、重めのフルボディータイプがおすすめです。
白ワインなら、酸味が穏やかなコクのあるタイプ。赤ワインなら、果実味豊かなしっかりした味わいのものを。
青カビチーズ全般に相性が良いのは「甘口ワイン」です。
ブルーチーズの強い塩気とワインの甘みがとってもよく合います。
ここからは、世界三大チーズのそれぞれに合うワインと、おすすめのワイングラスを見ていきましょう!
①「ロックフォール」に合うワインとおすすめのワイングラス
3種類の中でも繊細で濃厚な旨みとまろやかさがあり、ワインと合わせやすいブルーチーズです。ロックフォールの口溶けの良い繊細さは、スパークリングワインの泡の食感とよく合います。シャンパーニュや、シャンパーニュ方式で作られた瓶内二次発酵のスパークリングワインと合わせてみてはいかがでしょう?
おすすめのワイングラスは、、
ツル10oz シャンパーニュ
背がスラリと高い、見た目にも優雅なワイングラス。
膨らみのあるボウルで、芳醇な香りをお愉しみください。
②「ゴルゴンゾーラ」に合うワインとおすすめのワイングラス
ゴルゴンゾーラには、甘口のドルチェと辛口のピカンテがあります。
「ドルチェ」には、フルーティーでほどよい酸味のある赤のスパークリングワイン「ランブルスコ」がおすすめです。
微発泡の軽やかな口当たりがよく合います。
「ピカンテ」には、ゴルゴンゾーラと同じ産地のピエモンテ州の赤ワインを。地ブドウのネッビオーロから作られる「バローロ」「バルバレスコ」「ネッビオーロ・ダルバ」などがおすすめです。
ゴルゴンゾーラ「ドルチェ」におすすめのワイングラスは、、
マロン 8oz シャンパーニュ
細長いシェイプが美しいワイングラスです。
フルーティーでさわやかな酸味のスパークリングワインにおすすめ!
ゴルゴンゾーラ「ピカンテ」におすすめのワイングラスは、、
マロン 22oz ブルゴーニュ
エレガントなバルーン状のワイングラスです。
ネッビオーロのチャーミングな香りと、甘みと酸味と渋みのバランス良い味をご堪能ください。
③「スティルトン」に合うワインとおすすめのワイングラス
味わいに力強さがあるスティルトンには、甘口のデザートワインを。
中でも、貴腐ブドウから作られた特有の香りを持つ極甘口の「貴腐ワイン」は、青カビの風味とよく合います。
世界三大貴腐ワインに、フランスの「ソーテルヌ」、ハンガリーの「トカイ」、ドイツの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」があります。
貴腐ワイン以外では、ポルトガルの甘口酒精強化ワイン「ポート」やスペインの甘口「シェリー」と合わせると、ブルーチーズの風味をまろやかにし、甘みを引き出します。
貴腐ワインなど、甘口ワインにおすすめのワイングラスは、、
マロン 12oz ワイングラス
ベーシックで使いやすいワイングラスです。
甘口ワインをしっかりと冷やしておくと、凝縮した甘みと酸味のバランスが絶妙な美味しさに!
■青カビチーズとワインを合わせるコツ!
個性豊かなブルーチーズはそのままでも美味しいですが、はちみつをひとまわしするのもおすすめです。
または、ナッツやドライフルーツと一緒に食べるとワインとよく合います。トーストしたバゲットにトッピングして、カナッペにしてもいいですね。
まとめ
今回は、ピリッとした刺激と個性ある風味が特徴の、青カビタイプのブルーチーズをご紹介しました。
世界三大ブルーチーズの他にも、フルムダンベールやダナブルー、ブルーキャステロなど手に入りやすいものもあります。
お好みのブルーチーズとワインを、こだわりのワイングラスでお愉しみください。