GLASSBACCA

グラスの沼

日本酒をじっくり味わいたいときにおすすめ!こだわりのグラス『天頂』

皆さん、こんにちは。

カタチのないところから、自由な発想で。グラスを通じて、人生を豊かにするGLASSBACCA(グラスバッカ)です。

突然ですが、日本酒を飲むとき、どんな酒器を使っていますか??2011年に、国内最大級の日本酒コンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」が始まって以来、日本酒をワイングラスで飲むスタイルが人気を集めています。「和のお酒だから、お猪口や枡で飲むもの」ではなく、ワイン同様にお酒のタイプによってグラス選びをしたいですね。

日本酒を飲む際、グラスにこだわる理由は、

①香りを楽しめる

②繊細でなめらかな口当たりを楽しめる

③透明度や色合いなど、見た目の美しさを楽しめる

などなど。

特に、常温や冷酒で飲む日本酒は、グラスによって味わいが大きく変わります。

今回は、グラスとお酒をこよなく愛するGLASSBACCAメンバーがセレクトした、日本酒に合う3つのグラス、「Levin Universal」「Desir」「天頂」をご紹介します!

それぞれのグラスに合う日本酒を検証してみました。

■「Levin Universal」

ワインの特徴をバランスよく引き出す、赤白兼用のベーシックなワイングラス。

チューリップ型をした口元が唇にフィットし、口当たりがとても心地よいグラスです。

今回は、大分の「鷹来屋 大吟醸」を。しっかりと冷やしておいた日本酒を、370mlの容量のワイングラスに注ぎ、グラスを回してみたところ、、

メロンやバナナ、とにかくフルーティー!な香りが広がり、

一口、口に含むと、、、

お米の甘みを感じる上品な味わい、

そして

口当たりがとてもなめらか!

脚付きのワイングラスなので、手の温度がお酒に伝わりにくく、時間が経っても温度が変わらず、洗練された味わいを堪能できました。このグラスで飲むと、のどごしがよく、フルーティーな味わいとスッキリした後味を楽しめます。ビール好きの人がグビッと、のどごしを楽しむイメージに近いでしょうか・・・

「Levin Universal」におすすめの日本酒・・・新酒、吟醸、大吟醸系など

■「Desir」

2番目に使用したグラス「Desir」は、焼酎の香りを引き立たせるグラスとして開発されたもの

細長く繊細な脚、ハンドメイドならではの軽やかで、薄く繊細な飲み口は、エレガントで高級感を味わえます。

今回は、ほんのり甘みのある日本酒スパークリング「花めくすず音」をこの「Desir」で。200mlの少し小ぶりのグラスに1/3ほど注ぐと、淡いピンク色が美しく、シュワシュワと弾ける泡、フルーティーな香りが漂います。

 

少しグラスを回して(スワリング)、香りをかぐと、、

赤しそ?すもも?のような赤い実のフルーツ系の酸味のある香りが広がります。

グラスを傾けると、細く早くスルスルと冷たい液体が喉に流れ、、

ほどよい酸味と、後からほんのりと甘みが広がり、食前酒にピッタリの味わいです。

デートで出てきたらキュン♡となる感じ!

繊細で細長い脚の部分が手にフィットし、とても優雅な気分になります。

「スパークリング系の日本酒×『Desir』」の組み合わせは、お祝いの席やデートに、食前酒に、最強です。

「Desir」におすすめの日本酒・・・スパークリング系、うすにごりやピンク色のお酒、ワイン好きが飲むフルーティーな日本酒など

■「天頂」

フランス・シャンパーニュ界の巨匠と共同開発した日本酒グラス「天頂」。

日本酒の持つ複雑な香りを球体に閉じ込め、香りを楽しむために作られたグラスです。

「天頂」に、冷やしておいた吟醸酒、スパークリング、純米酒、熟成酒をそれぞれ注いで比べてみました。

球体型のすぼまりのあるグラス「天頂」は、どんなタイプのお酒でも、凝縮した香りを楽しむことができます。

口元がギュッとすぼまっているので、いろんな香りが広がる、というよりも、それぞれのお酒の持つ目立った香りが際立つという感じです。

味わいは、、

吟醸酒」は、凝縮感は感じられるものの、味わいの広がりはあまりなく、アルコールが目立つ印象です。

スパークリング」は、シュワシュワした食感はあまり感じられず、甘みが強調されました。

純米酒」は、口当たりがやわらかく、なめらか。時間とともに、お米の旨みを感じます

熟成酒」は、冷たい状態では味の輪郭が捉えづらかったのですが、時間とともに、香りが広がり味わい深くなります。熟成を経た独特の香りや酸味、お米の旨みなど、噛むようにじっくり味わうことができました。

「天頂」に冷酒を注ぐと、最初はあまりピンとこなかった香りや味わいが、どんどんまろやかに優しく変化して、味わい深くなっていきます。可愛いコロンとした形状なので、香りを楽しむ吟醸系のお酒がベストマッチかと思いましたが、長い年月をかけて熟成させた旨みのあるお酒にこそ、合わせたいグラスです。

見た目は可愛いですが、飲む時にはグラスを思いっきり傾けて、あおるような飲み方になるので、デートよりも、女子会で活躍するグラスだと思います。

少し酔っ払ってしまっても、倒れてしまわない「天頂」。長年付き合いのある親友と、お酒を飲みながらじっくり語り合いたいときにおすすめのグラスです。

以前にも、「天頂」グラスを紹介しましたが、今回改めて、日本酒をじっくり味わうなら、この「天頂」だ!と実感しました!

「天頂」におすすめの日本酒・・・生酒、濃厚で旨みの強いお酒、生酛・山廃、熟成酒など

まとめ

今回は、日本酒におすすめの3つのグラスをご紹介しました。それぞれのグラスにベストマッチな日本酒がありますが、もし「日本酒用にこだわりのグラスをひとつ選ぶ」とすれば、迷わず「天頂」をおすすめします

日本酒の個性を引き出し、時間とともに変化を楽しめる優秀なグラスです。
一人飲みでも、友人とでも、「天頂」で贅沢なひとときを楽しんでみませんか?