GLASSBACCA

CASE STUDY事例紹介

CASE #003

300年の時代を経て現代によみがえるグラス職人の魂

CLIENT La maison
CATEGORY スタートアップ・OEM・販売支援

歴史の中で失われた技術

18世紀~19世紀初頭フランス北東部アルザスーロレーヌ地方及び、現ベルギー東部地域には数多くのガラス工場が創設されました。その時代に、透明度の高いクリスタルの製造技術や、現代に繋がる高度なカット技術が生み出され、クリスタルの生産は技術・品質ともに最盛期を迎えます。しかし、残念ながら20世紀中盤からの大掛かりなオートメーション生産の拡大で、手作り生産にこだわった多くの工場は姿を消し、博物館やアンティーク品でしか、その素晴らしい技術やデザインは見ることができなくなりました。

ブランドコンセプト創り~
デザイン選定・メーカー検討

商品開発についてお客様と話をする中で「後世に残すべき技術」というテーマが決定。JTCの経験とノウハウ、グラスの歴史により、18世紀~19世紀のカットデザインを現代に復刻させることを決定。昔のカタログや過去の資料、またJTCでデザイン見本として収集している400種類のアンティークを元に、どのようなデザインを復刻させるか、またどのメーカーと協働していくかを検討。また、おおよその数量、上代価格を決定し、お客様と販売方法について打ち合わせ。

デザイン作成~メーカー協議、
そして熟練のカット職人による生産

選定したデザインを元に、メーカーと協議をし図面を起こし、生産ロット、価格を決定。納期についておおよその決定を行います。技術の高いカットデザインは、熟練の職人でしか切る事ができません。サンプルの段階で何度も細かい点を修正し、最高品質を保つ為に精度を上げていきました。