GLASSBACCA

CASE STUDY事例紹介

CASE #005

Bar Spiritsオーナー 高島様インタビュー

1.高島さんにとってグラスとはどんな存在でしょうか?またお客様にとってどの様な価値を提供できるとお考えでしょうか?

お客様にとってバーへ行く理由は様々です。
ですが、大切な時間であることは間違いありません。
バーへ行くという選択、扉を開ける緊張感、店の雰囲気、バーテンダーの所作、氷、そして美しいグラス。
何気ない日常を特別な時間に変えてくれる、それがバーであり、美しいグラスというのはバーには無くてはならない存在なのです。

2.高島さんがグラスを選ぶ時の基準とはなんでしょうか?

まずはもちろん、美しいデザイン、サイズを見ますが、その次に自分が実際に使っているイメージができるグラスなのかを考えます。
どういった飲み物をどんな風に提供するかを考えます。
そして次が最も重要なのですが、お客様がもっている姿をイメージします。
お客様がこのバーで楽しんでいる姿を想像できるグラスを選ぶようにしています。

例えばあまりに繊細すぎてお客様が気を遣うようなグラスは慎重に選びます。
グラスの価値を押し付けるのではなく、お客様が楽しんでバーでの時間を過ごせる、その演出の大きな要素としてグラスを選ぶようにしています。

3.なぜオリジナルグラスを作ろうと考えられたのでしょうか?

元々23歳からこの業界に入り、もっとこういうグラスがあればな、という想いから理想のグラスを探す旅は始まっていました。

その中でかなり理想に近いグラスと出会うこともあったのですが、残念ながらそういったグラスはどんどんと廃番になっていくのです。
メーカーさんの事情から廃番になっていくのでしょうが、バーテンダーとしては「なんでこんないいグラスがなくなるの?」という不満は募るばかりでした。

本格的に自分で作るしかない、と思った最大のきっかけは私が一番気に入っていたカガミクリスタルさんのタンブラーが廃番になったことでした。
シェイプ、サイズ、デザインとかなり理想に近かっただけに驚きました。

そこで理想に近い小ぶりのロックグラスを色々なところで探したのですが、本当に出会えなかったのです。バカラのタリランドのオールドも理想に近かったので、一時期は全てタリランドにしようかとも思いました。
しかし、どうしても自分のバーの個性を表すグラスとしてはあまりにメジャーで面白みに欠けてしまう、とも感じていました。

それならばいっそ自分でオリジナルグラスを作ってしまえばいいのではないか、と考え始めたのです。

4.GLASSBACCAを見つけたきっかけはなんだったのでしょうか?またGLASSBACCAに頼もうと考えられたのはどういった理由があったのでしょうか?

はじめはインターネットで「グラス オリジナル」と検索したのですが、ロゴマークを入れるサイトやノベリティ製作の会社のページばかりが出てきました。今回作りたかったのは、形から素材から作りこむものだったので、どうも違うな、と。

そこで「グラス OEM」と打ち込んだら御社のページが出てきました。
あ、OEMということであれば完全にオリジナルの開発の話もできるかもしれない、と可能性を感じました。

しかし、正直バーを数店舗経営しているだけの自分が問い合わせをしてもいいのか、ということも迷いました。普通に考えると、大きい問屋さんと仕事をしていて数千個単位での話しか受け付けてもらえないのではないかと不安にもなりました。恐らくそこでストップしている飲食店も多いと思います。

しかし私は絶対に創りたいという想いが強かったので、まずは聞いてみようと。

最初に一番気になったのはやはりロット数でしたので、「ロット数はいくつ必要ですか?」という問い合わせをメールでしました。
すると「一度お店でお話を聞かせて下さい。」とGLASSBACCAさんから連絡が来たので、一度来てもらうことになったんです。その際にこちらの意図をしっかりと汲み取ってやってくれそうだ、という熱意を感じました

5.今回GLASSBACCAとオリジナルグラスを作る際にどのような点でやりやすさ、難しさを感じましたか?

実は難しさはありませんでした。

こちらの意図していることを汲み取ってくれたところが大変やりやすかったです。私が大事にしたいポイントをしっかりと理解してくれたので、提案して頂いたデザインもイメージと近いものでした。

実はそのイメージを近づける部分は時間もかかるし難しくなるかな、と思っていた部分でしたが、その擦り合わせがほとんどなかったのがスムーズに進んでいった要因かなと思っています。
ものづくりを楽しく進められたな、と感じています。

サンプルを見ると、良くも悪くも「あ、こうなるんだ」という発見がありました。
もう少しカットを細くしたい、手の馴染みをもう少し重視したいなどリクエストをして、次のサンプルが上がってきたら、それが想定していたよりもいいものが出来上がってきた、という経験も出来ました。
思い通りにいかないところと、思っていた以上のものに出会えること、その部分が非常に楽しかったです。

6.高島さんの今後の夢や展望をお聞かせ下さい。

約20年間バーの世界で働き、自分でも店を持ち若手を育てていく中で、自分が考えるバーのあるべき姿というのはある程度形になってきたな、と感じています。

経営だけを考えると多店舗展開を考えるのが一番正しいとは思うのですが、やはりそれだけでは人生面白くないな、と最近は感じています。
一昔前は一つの生き方で60歳定年まで頑張ることが幸せの形でしたが、今はどうすれば最後まで幸せに働き続けられるか、ということを考える必要があります。
そしてその選択肢が一つでないことも感じています。

自分自身の人生を考えた時、やはりいつまでも現場感をもって仕事をしていたいと感じますし、バーテンダーとしての生き方に加えて他の生き方もトライしてみたいと考えていました。
そんなタイミングでコロナが起こりました。今までやってきたことの繰り返しではなく、新しいチャレンジを考えた時に浮かんできたのが「グラス開発」でした。
自分が今まで培ってきたもの、知っていること、伝えたいことを考えた時に、「グラスを自分で開発して自分の手で販売する」という未知のジャンルにトライすることで、新しい道が色々と広がっていくと感じたのです。
「まずやりたいことをやる」そうすれば必ず次の道が開けていく
そんな経験を沢山してきました。

最初バーテンダーになる、と決めた時99%の周りの人が反対しました。次に独立して法善寺横丁という大阪の一等地でバーを開く、と決めた時も9割以上の人が反対をしました。
しかし、私の中では絶対にうまくいく、という確信がありました。
今回の新たなチャレンジもそう感じています。

最後に

今回インタビューさせていただいた高島さんが開発したグラスですが、ネットショップで購入することが可能です。
高島さんこだわりのグラス、是非手にしてくださいね。

glass spirits
https://www.glass-spirits.com/

バーで愛されるスタンダードカクテルのひとつXYZ。その名前の由来は、アルファベットの最後の三文字であることから「これ以上ない」「最上級の」などの意味があります。私たちがお届けするグラスが皆さまの生活に寄り添いながら、1番に手に取ってもらえる最高のグラスであってほしい。そんな意味を込めたグラス・ブランドです。

バーで愛されるスタンダードカクテルのひとつXYZ。その名前の由来は、アルファベットの最後の三文字であることから「これ以上ない」「最上級の」などの意味があります。私たちがお届けするグラスが皆さまの生活に寄り添いながら、1番に手に取ってもらえる最高のグラスであってほしい。そんな意味を込めたグラス・ブランドです。

最後に

今回インタビューさせていただいた高島さんが開発したグラスですが、ネットショップで購入することが可能です。
高島さんこだわりのグラス、是非手にしてくださいね。

glass spirits
https://www.glass-spirits.com/

バーで愛されるスタンダードカクテルのひとつXYZ。その名前の由来は、アルファベットの最後の三文字であることから「これ以上ない」「最上級の」などの意味があります。私たちがお届けするグラスが皆さまの生活に寄り添いながら、1番に手に取ってもらえる最高のグラスであってほしい。そんな意味を込めたグラス・ブランドです。