特別なグラスで楽しむ新酒の魅力|今年のクリスマスは新酒を飲もう!
ワイン・グラス愛好家の皆さま、こんにちは。
ボジョレー・ヌーヴォーをはじめとする新酒が発売解禁してしばらく経ちました。もう皆さまは新酒を堪能しましたか?
もちろん筆者も今年の新酒を試してみましたが、今年の新酒は非常にできのよい印象で例年以上にたくさんの種類の新酒を楽しみました。
今回は筆者のお気に入りのグラスである“シドニオス・セプタントリオナル”を使用して、ボジョレー・ヌーヴォーとカリフォルニア・ヌーヴォーを飲み比べしたのでご紹介します。
シドニオス・セプタントリオナルの魅力
今回の新酒の飲み比べで使用したグラスは“シドニオス・セプタントリオナル”です。
ふくらみのある大ぶりのグラスでチャーミングで華やかなアロマが魅力的な、新酒を楽しむためにぴったりのグラスです。
シドニオスは「ワインとワインの飲み手」への究極のリスペクトから生まれたグラスブランドで、ワインをいかに美味しく飲んでもらえるかを追求したグラスです。
フレッシュな味わいの新酒の奥底にあるぶどうの旨みを引き出してくれるこちらのグラスは、新酒やピノ・ノワールなどライトボディのワインを楽しむのにぴったりです。
ボジョレー・ヌーヴォー
まずは新酒の代表であるボジョレー・ヌーヴォーからテイスティングしていきましょう。今回はボジョレーの名門モメサンが手掛ける『ボジョレー・ヌーヴォー ヴァンダンジュ 2023』をテイスティングします。
グラスに注いだ瞬間から、果実の華やかな香りが漂ってきました。ラズベリーやいちごキャンディーなどの新酒らしいキュートなアロマはもちろん、マンダリンオレンジやデラウェアのようなフレッシュかつ鮮やかな果実のアロマが感じられます。
フレッシュながらも複雑味のある果実のアロマがグラス全体に充満し、一口飲むたびに旨みがぎゅっと詰め込まれた濃厚な味わいを堪能できました。
新酒らしくもあり、新酒らしくないパワフルさも感じることができたのは、 “ワインをいかに美味しく飲んでもらえるかを追求した” シドニオスの素晴らしいグラスづくりのスピリットのおかげであると感じました。
カリフォルニア・ヌーヴォー
新酒といえばボジョレー・ヌーヴォーのイメージが強いですが、最近では10月後半から11月頃に新酒解禁をする国や地域も増えてきました。
代表的な新酒としてはイタリアのノヴェッロが有名ですが、現在はあまり知名度がないカリフォルニア・ヌーヴォーを今回は紹介します。こちらのヌーヴォーはジンファンデルというぶどう品種を使用した新酒です。
グラスに注ぐとクランベリーやいちごのようなフレッシュな果実味がふわりと広がります。先に紹介したボジョレー・ヌーヴォーに比べると、酸は穏やか。柔らかな果実味やほんのりとした甘みが魅力的なソフトな印象のワインです。
“シドニオス・セプタントリオナル”はボウルの形状がバルーン状になっているため、酸味やアロマを感じやすいワイングラスです。
カリフォルニア・ヌーヴォーはソフトな果実味とほんのり甘みが感じられたため、こちらのグラスを使用することにより甘い印象なりすぎず上品な雰囲気に変化しました。
お気に入りのグラスで楽しむ新酒は格別の美味しさ
今年はたくさんの新酒を飲みましたが、どの国も非常に出来がよいと感じました。
どの新酒も香りが強くじわじわと底からぶどうの旨みが広がる様子が素晴らしく、こんなに心から新酒の季節を楽しんだのは初めての経験でした。
後からふり返ってみるとワインの出来がよかったのはもちろんなのですが、今年はグラスを新調しお気に入りのグラスである“シドニオス・セプタントリオナル”で楽しんだことが素晴らしいワイン体験を楽しめた大きな一因であると気がつきました。
素晴らしいグラスは普段のワインを何倍も美味しく演出してくれるものだと改めて実感させられました。
カジュアルさがウリの新酒ではありますが次に飲む機会に巡り合った際には、ぜひとっておきのグラスで試してみてくださいね!
クリスマスは新酒とともに素敵な時間を楽しもう
今回は新酒の魅力について紹介しました。
新酒は出来立てを楽しむお酒ですが、少しだけ時間をおきほんのりと熟成させてからクリスマスごろに飲むのもおすすめです。新酒の華やかなさはクリスマスのイベントシーンによく合います。
華やかな果実味が魅力的な新酒は、クリスマスチキンやシュトーレンと相性抜群です。フレッシュかつチャーミングな果実味が、甘辛い味付けのローストチキンやドライフルーツたっぷりのシュトーレンとよく合います。
もう間もなく新酒も入手困難になるころ合いです。新酒が売り切れてしまう前に購入し、今年のクリスマスは新酒とワインで楽しんでみてはいかがでしょうか。
新酒を楽しむときはもちろん、とっておきのグラスで楽しんでみて下さいね!