シドニオス・アンプラント×プレステ―ジュシャンパーニュの感動体験レポート
ワイン愛好家の憧れである、プレステージュ・シャンパーニュ。1本で2万円を超える価格であることが多く、特別な日に飲みたいとっておきのワインです。
もしとっておきのプレステージュ・シャンパーニュの魅力を存分に味わいたいのであれば、いわゆるシャンパン用グラスであるフルートグラスではやや力不足かもしれません。
今回の記事では通常のフルートグラスよりやや大ぶりである、シドニオス・アンプラントを使用して感じたワインの感動体験についてお話します。
シドニオス・アンプラントとは?
プレステージュシャンパーニュの感動体験を語る前に、今回使用した『シドニオス・アンプラント』というグラスについてご紹介します。
シドニオスは「ワインとワインの飲み手」への究極のリスペクトから生まれたグラスブランドで、ワインをいかに美味しく飲んでもらえるかを追求したグラス。そんなシドニオスシリーズのなかでも、特に使い勝手がよくいろんなワインに対応できる万能型タイプのワイングラスが『シドニオス・アンプラント』です。
アンプラント×プレステージュシャンパーニュの感動体験
今回はプレステージュシャンパーニュである、『オルパール・ブラン・ド・ブラン2008』をテイスティングする機会に恵まれました。
1本で2万円を超えるシャンパーニュに何を合わせるか悩む方も多いかと思いますが、私は迷わずシドニオス・アンプラントを選択しました。
香りをとる段階で長い余韻を感じさせてくれるシドニオス・アンプラント
シャンパーニュを開栓し、優しくグラスに注ぐと黄金色にキラキラと輝く液体が満ちていきます。背が高くスラッとしたエレガントな形状のアンプラントに注ぐと、美しい黄金色がよく映えます。細かな泡が綺麗にのぼっていく様子に胸が高まるのを感じました。
さっそくグラスを持ち上げると、顔に近づける前から熟成したシャンパーニュの素晴らしい香りが鼻腔をくすぐります。グラスを口元に近づけるとアロマははより鮮明になり、蜜りんごや栗、ブリオッシュを想わせる上質な熟成シャンパーニュ特有のアロマが幾重にもかさなります。
あとからポルチーニ茸のような芳醇なアロマも追いかけてきて、グラスを通じて感じる立体感のある複雑なアロマに驚かずにはいられません。香りだけで余韻が長いという体験は「シドニオスのグラスならではの魅力だなぁ」と、飲む前から改めてグラスの素晴らしさを実感することとなりました。
アンプラントはコロコロと表情を変えるワインと対話できる魔法のグラス
じっくりと香りを楽しんだら、テイスティングに移ります。
味わいは熟成シャンパーニュらしいボリューム感があります。蜜りんごやレモンピールを想わせるバランスのよい酸と果実味で、アフターにナッツやイーストのような複雑なニュアンスが調和した豊かな味わいが魅力的です。
きめ細やかな泡は心地よく、スムース。シドニオスのアンプラントは泡の表現も素晴らしく、淑やかだけれどしっかりと存在感のある上質な泡を楽しめます。
ゆっくり時間をかけて楽しんでいると、蜜りんごやナッツの香りが深まり濃厚な味わいに変化していきます。
ワインは温度変化で風味が変わるのはいうまでもありません。特にアンプラントはワインの表情変化を伝えるのが上手で、飲むたびにワインの雰囲気が変わるように感じました。
アンプラントで飲むシャンパーニュは筆者の想像を超え、コロコロと表情を変えて楽しませてくれます。まるでワインと対話する様な楽しいひと時はまさにワインの感動体験です。
アンプラントがシャンパーニュにあう理由とは?
シャンパーニュといえば、細長い形状のフルート型を用いるのが一般的です。フルート型は泡が綺麗にのぼりシャンパーニュを美しく上品に引き立てますが、香りを感じづらいデメリットがあります。
そのため洗練されたシャンパーニュのなかには、シドニオス・アンプラントのようなやや膨らんだ形状があう場合もあるのです。フルートグラスよりグラスが膨らんでいるため、シャンパーニュの豊かな香りよく開き、香りが溜まりやすくなります。
そのため今回テイスティングしたプレステージュシャンパーニュは、豊かな風味や味わいがアンプラントの形状と綺麗にマリアージュします。
普段何気なく型にはめてグラスを選んでいるという方も、固定概念を捨てていろんなグラスでワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?
おわりに
今回の記事では筆者が実際に体験した、シドニオス・アンプラント×プレステージュ シャンパーニュの感動体験を紹介しました。
シドニオスのアンプラントは、洗練されたシャンパーニュと相性がよく奥底に隠れたポテンシャルをうまく引き出してくれます。
いままで「シャンパーニュはフルートグラスで」と思っていた方は、ぜひシドニオス・アンプラントを試して頂きたいです。これまで感じとることができなかった、シャンパーニュの素顔をきっと発見できるはずですよ。